ずいきとは、里芋の茎の部分を指しますが、緑色から赤紫色までさまざまです。しかし、石川では、赤ずいきが主流です。シャクシャクとした食感で茎がぬるりとしており、独特の風味をもちます。
一般的には、酢の物でたべますが、煮物でもおいしくいただけます。また、酸味をあわせると鮮やかな赤紫に発色するので、真夏の1品として食卓を飾ります。
昭和中期までは、直径15センチほどの大きさのまま出荷されており、程よくいがいがしたのど越しが好まれていました。現在は、昭和中期のものとは品種が異なり、皮をむかなくても、茹でてたべられるようなものとして、出荷されています。