二塚からしなは、わさびに似たピリッとした辛みとツンと鼻をつく香味があり、無肥料で生育させると一層辛みが増すのが特徴です。からしなといえばからしな漬けというイメージがありますが、今では様々な活用法も生まれており、よりさまざまな調理法で楽しめる伝統野菜として広まっています。
発祥地は石川県白山市ですが、しだいに金沢市二塚地区に北上し栽培されるようになりました。戦前から昭和30年代にかけて、主に水田の裏作として栽培されていました。もともとは、農家の自家消費用で、出荷される野菜ではありませんでしたが、冬に欠かせない野菜として大切に守られてきました。