のとひかりっ娘いちごとは?最先端技術をつかってつくられた能登のいちご
いちごの生産県といえばどこをイメージしますか?
とちおとめの栃木県、あまおうの福岡県など、があがります。
いちごの生育には日照量が重要なファクターであり、収穫量の多い県は太平洋側に多い傾向にあります。
そんななか、石川県は日照量が少ない県の代表格として名前があがる県であり、当然いちごの収穫量も全国的にとても少ないです。
ですが、実は石川県にも地産地消の、ピカピカの大粒いちごがあります。
その名も「のとひかりっ娘」いちご!
目次
のとひかりっ娘とは?
のとひかりっ娘いちごとは、石川県の情報通信事業を主な事業としている北菱電興という会社が栽培しているいちごです。
栽培されている場所は石川県の七尾市中島町にあるアグレッシブアグリ鹿島台というところ。
この「のとひかりっ娘」といういちごは、「能登」+「太陽光のひかり」をイメージしてネーミングされたようです。
のとひかりっ娘というのは、いちごのブランド名であり、実際の品種は章姫(あきひめ)や紅ほっぺという品種がつくられています。
(写真ののとひかりっ娘は紅ほっぺです)
現在の販売場所は石川県のフルーツパーラーや専門店で販売されている限定のいちごです。
農業の持続的発展を目指すいちご
太陽光発電の農業への活用を高めるための実証施設として、このいちごが栽培されていて、
平成25年から栽培が開始されていますが、少しずつではありますが、出荷量も増えてきているようです。
最新の、太陽光発電やICTの技術を活用して、いちごのハウス栽培がおこなわれており、農業の労働力問題やエネルギー問題、農業の持続的発展に資することを大きな目標として、のとひかりっ娘が栽培されています。
侮ることなかれ!のとひかりっ娘の味
のとひかりっ娘は大粒で色つやの良い、いちごが出荷されています。
そして、しっかりと甘い!!
その理由は、石川県の日照量の不足を解消するために、一部LEDの電照が採用されており、その光源の波長配分を変えることで、葉の成長や光合成の推進を図って、糖度を向上させているようです。
また、ハウスの自動制御システムにより、ハウス内の温度や湿度が管理されているため、品質を一定に保った栽培が可能になっています。
のとひかりっ娘というとても美味しいいちご、見つけた際は、その栽培の背景にも思いを馳せながら是非購入してみてください。